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リベンジ ~その先にあるものは~

01以前書いた記事で、山道を走っていて車の腹を擦って立ち往生しかけその先に進むのを断念したと書いたことがある。
今日は遊び場の新規開拓がてら、そのとき断念した「その先」がどうなっているのかを知りたくて家を出た。
当時はBG5型のレガシィに乗っており、レガシィには厳しい道だったが、今は大陸巡洋艦八○式という名の頼もしい相棒がいる。全幅2m超と山道を走行するには少々大柄だが、藪などにボディが擦れるのを気にするような車でもないので、リベンジをキメルことにしたのだ。

冒頭の画像の付近が、レガシィで立ち往生しかけた場所である。画像だとそうでもないが、この前後は深くえぐれていて、レガシィで特攻したときはフロ ントで土を掘り、後退する際にマフラーの出口でも土を掘ってしまった。
しかし、今回はそんな心配は無用だろうと安易な思いで山道を走らせたのだが、現実はいろいろと厳しかった。

御鈴大滝付近を過ぎると、道が急に荒れてくる。ここまでも十分荒れているのだが、慎重に運転すれば普通の乗用車でもどうにかなる道だ。私は走らせたくないが。
しかし、この先はレガシィでも通った道だ。余裕だろうと思い進んでいくと、そこには先日の台風の爪痕が残っていた。

02_1 02_2
山々が雨をたっぷりと吸ったためだろうか?道が川のようになっていた。
水浸しで路面状況がよく判らない。そして水が流れたため深くえぐれている場所が多々ある。ちなみにここからの画像は帰りに撮ったものである。行きのときは運転に必死で撮る余裕がなかったのだ。
道を流れる水の底に凸凹やら岩やら木の根が潜んでいて、その度に足をとられる。
おまけに登り道なので車を停めるわけにもいかない。しかしギアを下げすぎると空転するだろう。トランスファーはハイのまま1速でゆるゆると進む。

03_1 03_2 03_3 03_4
道が川の様になっている地帯を過ぎると、ガレ場のような荒れ道や、マッディな道、木々の間を縫うような道が続く。スピードメーターの針が動かない程度のスピードで慎重に進む。
しかし、こんな道では車の通った跡や伐採の跡がある。私が知らないだけで、恒常的に人の手が入っているのだ。こういったところまで入ってきて仕事をし生計をたてている方々いるということだ。恐ろしいのは自然の驚異なのか、人の欲なのか解らなくなる。

04_2 藪がどんどん深くなる。
ここまで来ると、さすがにあまり人が来ないのだろう。
辛うじて道とわかる程度だ。
今度は藪が深くて路面状況が把握できない。
やはり、慎重にゆるゆると車を進める。
藪がボディを引掻き、キィキィと嫌な音を立てる。

進む道に平行して送電用の鉄塔が見える。
少なくとも、この管理用に車が進入してきているはずだ。つまり進んでいけるのだ・・・などと思って数年前にレガシィでこの道を進んで痛い目にあったのだと、気を引き締める。

藪を抜けると冒頭の画像の場所へ出る。
数年前にはまってしまった忌まわしい場所だ。数年前と同じく大きくえぐれており、進むことを躊躇わせる。しかし、私はその忌まわしい思い出という呪縛から抜け出すために、ここまで来たのだ、と言わんばかりに車を進める。



車体は大きく揺れ、若干の恐怖感は伴ったが、案外すんなりとクリアすることが出来た。
これで、過去の自分にサヨナラだ。そしてまだ見ぬその先に待っていたのは・・・

05
・・・行き止まりだった。
私に技量が伴っていれば進めるような感じもしたが、私にそんな技量はない。
45度ほどの下り傾斜だろうか?体感的には崖にしか見えない。そんな下り坂にモーグル+藪の地形が加わっては私にはお手上げだ。

そう言えば藪を抜けたところで、更に藪に囲まれた道があったが、そちらが正解だったのだろう。送電線はこの先も続いている訳であり、その保守用の道があるはずなのだ。
しかし、既に私には改めてそちらを進む気力はなかった。結局新たな課題と言う名の呪縛に囚われて帰路につくことになってしまった。

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コメント

虎徹さん、こんばんは。
リベンジ・・・お気持ち分かりますよ!
車であちこち走っていると、この先はどうなっているか?そして何処へ繋がっているか?なんて、ついついそれが気になってしまい・・・
引き返したり、分岐点で諦めた方の道は、いつかきっと!なんて、心に思いをしまい込んだりして。
ましてや今回、車のリベンジもありますからね~。

おお、すごい山道ですね!
これはランクルならでは、というよりそうじゃないと無理でしょうね。
いいなぁ、うらやましいな~。
これは楽しそうです!

今度は是非、動画にてお願いしますね。
(助手席のダッシュボードにビデオセットとか、いかがでしょう?)

おお、開けた先の景色、リアルタイムだと感動モノでは?
また新たな宿題が残ってしまったかも知れませんが、45°ならウインチですよ、ウインチの出番ですって!
(救出用だけじゃ勿体ないですしね。)

あ、そうすると、後ろ側にもビデオ、もう一台セットしなくちゃ、ですね。。。

投稿: Laddypan | 2009年10月10日 (土) 20時38分

まだ見ぬその先に待っていたのは…素晴らしい青空だった。

大将がしょっちゅう道なき道を進む人だったので、何となく分かります。

しか~し、助手席に乗ってる分には気楽なモンですけど、ハンドル握ってると、手に汗な場面も多いんでしょうねぇ~~。

あ、前記事(+前々記事)…ええ、漢字がうろ覚えですが「セイントセイヤ」、サッパリ分かりません。双子座が黒幕なんですね。ジェミニが。つまり双子の悪役がいる。(全然違う?)

んとですね。青森の記事なんですけども…書かされた経緯は…上司の思いつきなんですけども(にゃろめ)はい、ハッコウダマルです、船の名前。80年も同じ航路をたどったという。他にも、太宰治についてとか、ヨシイクゾウについてとか…行った事もないねぶた祭りの事とか…とにかくおよそ青森に関わる事全部、書いております。(今、その古い資料を引っ張り出して改めて読んでみても、まったくまぁ、薄っぺらい観光客の書きそうな内容です)

投稿: めり | 2009年10月10日 (土) 21時01分

Laddypanさん、こんばんは。
わかって頂けますか。そうなんです、分岐があると気になって気になって・・・それで何度も痛い目にあっているのに。

静止画だと、イマイチ臨場感が伝わらない感じですが、そうですね、助手席に三脚セットしてビデヲで・・・
でも車内はエラク揺れてますから、酔っちゃうかも。。。

そうですね、こんなときこそウインチ君の出番ですね・・・って、それはもはや冒険の旅ですね。要所要所で叫ばなければなりません。
「ファイトー!イッッパァーッツ!!」

投稿: 虎徹 | 2009年10月10日 (土) 21時54分

めりちゃん、こんばんは。
めりちゃんと大将さんも相当冒険してそうですね。

この車、車高を嵩上げしているので、こんな場所を走るのにもってこいなんですが、何分車高が高いから揺れも大きくて、その分恐怖感も大きいんです。
実のところ、まだまだ余裕なんでしょうが、運転手的には「車、こけそう」と思う場面も多くて・・・

青森記事、お仕事で書いたんですね。
でも、それだけ調べて書いたってことは、かなり青森に行った様な気分になったのでは?
どうなんでしょうねぇ?青森の魅力って。
住んでいるとなかなか判らない部分でありまして、「隣の芝生は青い」と言われるように、やはり他の土地に魅力を感じてしまいます。

ちなみに以前もコメ欄に書いたような気がしますが、青森の魅力を感じるには地酒を飲むのが一番だと、関西出身の友人が言っておりました。
彼のお勧めは、「田酒」と「豊盃」です。
http://www.densyu.co.jp/
http://www.k3.dion.ne.jp/~kameya/houhai.htm

投稿: 虎徹 | 2009年10月10日 (土) 22時13分

虎徹さん、少しだけいいですか?
お酒ダメな虎徹さんにお尋ねするのもなんですが、こちらご存じですか。
http://www.momokawa.co.jp/

高校のときの友人が、ここの会社の経営者の親戚だったかと。
何かの折りに、こちらからお酒をいただいたことがあったような・・・

前に虎徹さんがお酒の話題を出していた際に思い出したのですが、飲まれないと聞いてそのままになっておりましたので。。。

投稿: Laddypan | 2009年10月10日 (土) 22時31分

あ、わかりますよぉ。
最近はテレビをあまり見ないので、どうなのかわかりませんが、昔はよくローカルCM流してましたから。

「いい酒は朝が知っている」
ってコピーもCMで流していた記憶があります。
こっちだと、スーパーとかにも置いてあるのを見かけるので割りとメジャーなのかな?

投稿: 虎徹 | 2009年10月10日 (土) 22時41分

虎徹さん、どうもです。
そうすると、地場の蔵よりは少し規模が大きい感じでしょうかね。
そこそこ、めじゃーなんですね~。
良いランクのものを飲んでいないので、普通の印象があったのですが、これまた飲まない方にお尋ねするのもなんですね。

いや、とにかくありがとうございました。

投稿: Laddypan | 2009年10月10日 (土) 23時00分

そうですねぇ、私は飲まないのでなんとも評価しがたいのですが、飲まない人間なりのイメージで申し上げると、酒蔵というよりも、酒類製造業といった感じでしょうか。
普及帯のお酒を、量産しているようなイメージが強かったのですが、教えていただいたHP見ると、その限りではないようですね。

先の田酒や豊盃は一部の酒屋さんにしか置いてないらしいので、そういう酒蔵とは一線を画しているようなイメージです。

投稿: 虎徹 | 2009年10月10日 (土) 23時06分

虎徹さん、確か田酒はこちらでも見掛けたことがあったと思うので、そのうちに買い求めてみてレビューなど。
(あ、犬と関係ないぞ・・・。)

投稿: Laddypan | 2009年10月10日 (土) 23時28分

調べてみると、田酒っていろんなところで売ってるんですね。
通販でも買えたりして。

今のご時世、ご当地じゃないと買えないものって少ないのかもしれませんね。

投稿: 虎徹 | 2009年10月10日 (土) 23時48分

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