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ナビ

※今日は長いです。長い割りに実の無い話です。適当にスルーして頂ければ・・・


私が始めてカーナビゲーションシステムなるものに触れたのは1996年の春のことであった。
このとき購入したレガシィ・ツーリングワゴンGTにオート○ックスでナビを取り付けてもらったのが最初である。
機種名等、詳しいことは覚えていないが、確かDENSO製でNAVIRAというモノだったと思う。
当時としては最廉価に位置するモノだったような気がするが、必要最小限の機能に的を絞った非常に使いやすい代物だった。

2002年12月、それまで乗っていたレガシィを手放すことにする。結婚し家族も増え、またレガシィも走行距離12万キロを越え色々とガタがきており、乗り換える必要性を感じていたためだった。
レガシィから乗り換えたのはエスティマ・ハイブリッドである。当然の如くナビを装着したのだが、今度はメーカオプションのモノを装着した。
エスハイには標準でディスプレイが装備されているのだが、これが車自体のシステムにかなり食い込んでおり、メーカオプション以外のナビを受け付けてくれないためである。
装着しようと思えば出来るのだろう。純正のシステムを生かしたまま移設し、別系統でナビやオーディオの類を装着すれば良いのだ、が、少々大掛かりすぎるし、とりあえず純正オーディオやナビで困ることは無いだろうからそのままの状態を維持している。

2007年9月、半ば衝動買いだったがランドクルーザー80を中古で購入する。そしてやはりナビを装着する。
今度はcarrozzeriaのAVIC-VH099Gという代物だ。
確か、この当時のランクルにもナビはオプションで用意されていたらしいのだが、何分10年以上前の車である。当時のモノにこだわる気もないので普通に最新機種を装着することにした。

前置きが長くなったが、今回はランクル80に装着したナビについての話である。

ランクル80はレガシィよりも設計の古い車である。なので当然コンソールのオーディオスペースはナビの装着など考えられておらず、そこにモニターを設置しようとすると非常に画面が見辛いものになってしまう。
だが、個人的にダッシュボード上にモニターを別に装着する手法は、後付感が強くて好きではない。
そのため、インダッシュ式のモニターを備えたモノに絞ることにした。

20091023_1 20091023_2

最近の車であれば、ナビの装着を考慮し、装着スペースはセンターコンソールの上側に用意され、またセンターコンソール自体も運転席に向かっているものが多いだろう。
しかし、ランクルはそうはなっていない。
なので、モニターが左右にチルトしてくれればなお良かったのだが、そういった商品は発見できなかった。

また、他の条件として、iPodを装着できることと、Bluetoothによるハンズフリー通話が出来ることを入れ、数機種ピックアップした。なお、iPodの装着については単なるライン入力ではなく、ナビもしくはAVユニット側である程度の操作ができることを条件とした。

結果として、前出のcarrozzeria・AVIC-VH099Gを選択したわけだが、決め手としては、同社の提唱するスマートループ構想とリビングキットの存在であった。
スマートループについては、詳細についてはリンク先を参照していただくとして、魅力としてはVICS情報にプラスして交通情報が得られるということだ。私のように田舎に住むものとしてはVICSの恩恵は受けにくいため、こういった付加情報は非常にありがたい。

リビングキットについては、ナビ本体からブレインユニットなるハードディスク部分を取り外し、自宅のテレビ等で操作したりPCと連携するというものだ。
事前にドライブプランが決まっている場合、車に乗り込んでからその情報を入力するよりも、その前に情報を入力できたほうが良いだろうし、PCとの連携というのも興味を惹いた。

以上の点から、AVIC-VH099G本体とオプションのBluetoothユニット、iPod接続ユニット、ETCユニットを加え装着してもらったのだが、装着にあたり問題が発生し、ナビの本稼動までは若干時間がかかってしまった。

ナビを装着したもののどうも動作がおかしいのだ。原因は車速信号が拾えていなかったことにあった。
タイヤの外径が変更される可能性が高かったので、事前にスピードメーターコントローラーなる補正装置を組み込んでおり、これは車速信号を補正するものなので、電気信号として車速信号がでているはずなのだが、その信号が微弱でナビが信号として認知できなかったのだ。
VX以上のグレード、もしくはオートマ車であればどうやら車速情報を拾う場所が他にもあるらしいということまでは判明したのであるが、残念ながら私のランクルにはそれはなかった。
carrozzeriaの純正オプションに車速情報を発生させるためのものが用意されていた。
が、これはホイールに磁気を帯びさせ、それにより車速情報を発生させるというものだった。
私にはどうもこの方式が曖昧なものに思え、導入には消極的だった。

いろいろと情報を集めた結果、ミッションとスピードメーターケーブルの間に取り付けて信号を発生させるパーツがDENSOから出ていることが判明しこれを取り付けることにした。
ミッションから直で信号を取り出しているので、タイヤの外径が変われば正確ではなくなるような気がしたが、GPSのみで作動しているよりはいいだろう。

こうしてようやく本稼動を始めたランクルのナビであるが、約2年使用してきた感想としては、まぁこんなもんだろうというところである。

まず、本機購入のきっかけの一つとなったスマートループについてであるが、画面を見ていると確かにVICSの情報量を明らかに凌ぐ。それはこんな田舎でも同様である。ただ、その恩恵に預かれているかどうかは、使っている本人にはわからない。同じ時間に同じ場所から同じ目的地を目指してどちらが早く着くのかを試さない限りそれは判らないのだ。
何かの雑誌の実験で、トヨタ純正ナビと対決させていた企画があったが、そのときは予想外のコースを選択し、カロの圧勝だったようだが、何分田舎に住んでいてあまり大きな渋滞に会う機会のない私に、それを実感することはあまり無いだろう。
また、つい最近も大きな渋滞に巻き込まれたが、それはナビに反映されていなかった。スマートループとはいえ、田舎に行けば行くほど情報量は少ないのだろう。

また、もう一つのきっかけとなったリビングキットについてであるが、とりあえず便利である。自宅にいながら地点登録をしたり、ドライブルートを決めることは予想以上に便利であった。
しかし、これはあくまでも自宅のテレビやモニターにナビの画面を映し出し操作する機能である。操作は付属のリビングキット用のリモコンで行なわなければならない。
私は当初、PCとの連携についても触れられていたので、ナビをPC上でエミュレートできるものと考えていたが、そうではなかった。地点登録や音楽データの転送はPCから行なえるのだが、ナビの操作自体はPC上では行なえないのだ。これは大きな勘違いであった。

ナビの基本機能としては、これもやはりこんなもんだろうというところだ。
ルート選択する際のパラメータを変えることが出来るのは、今時のナビはどこも一緒だろう。私の場合は広めの道優先としている。車が大きいため、細かい道をクネクネと走ると同乗者が酔ってしまうためだ。
しかし、この広めの道の基準は単純で、国道Aと国道Bがあれば距離の短いほうを選ぶというものらしい。実際の道幅や走りやすさというのは考慮していないようだ。
結果、ナビの指示と違うルートを私の判断で選ぶことも多々あるわけだが、これをなかなか学習してくれない。
自宅まで帰るルートで、私が絶対に通らない道を選択しないように学習したのは、つい最近のことである。
渋滞を考慮しての選択かとも考えたりもしたが、そうでもないようであるし、どうも柔軟さに欠けるような気がする。
しかし、これは元の地図データによる部分も大きいので、一概にナビのメーカーを非難できない部分であろう。

地図データといえば、地図には盗作防止用に実際には無い道が描かれていたりするらしい。それがそうなのかは判らないが、我が家の近所にも間違っても車が通れない道があるのだが、ナビ上には道路として描かれている道がある。しかも我が家を目的地としてセットすると結構な確率でその通れない道をルートとして選択するらしいのだ。
これで、ナビを使っているのに我が家に辿り着けず迷子になった方々が多々おられる。
その中にはトヨタのディーラーの方もいた。

地図を映し出しているモニターは非常に見辛い。しかしこれについては、インダッシュ式を選択した私が間違っているのだろう。
前出のとおり、ナビの装着を前提にしていない時代の車両である。見易さを追求するのであればダッシュボード上に設置することが一番良いのだ。
しかし、2007年当時で最新のモノである。またアフターマーケット製品であることから、そういった車両に取り付けられることも考慮しているだろう、と、いう淡い期待からの選択だったが、やはり見辛い。
画質の設定で少々見やすくはなるが、やはり晴れた日の日中は外光が写りこんで満足に見えないのだ。
現状、我慢して使用しているが、打開策としてモニターに邪魔にならない程度のひさしをつけるか、モニター自体を、ダッシュボード中央にあるエアコンの噴出し口を潰して移設出来ないかを考えている。

AV機能については、個人的に聞こえれば良いやという程度の認識なので詳しくは述べられないが、iPodを本体で操作できるのは非常に楽である。欲を言えばiTunesまでとは言わないがそれに近い使いやすいインターフェイスに出来ないものかという点と、動画や画像の表示も出来たらよかったのにという点であるが・・・(KENWOODのは、動画も表示できるらしい)
また、車内でDVDを見ることが出来るのは家族持ちにとってはありがたい。これのおかげでDVDのタイトル分子供達を黙らせることが可能となった。今後は後席用のモニターでもつけておけばパーフェクトだろう。
そして、デジタルテレビチューナーも、車載用向きではないかと思える。
従来のアナログチューナーは走行中はまともに映るものではなかったが、デジタルになったことにより、走行中でもそれなりに映るようになった。このおかげで、子供達の「テレビ見たかったのに」コールを黙らせることが可能となった。

散々文句ばかりつけてきたような感が拭えないが、現状各社似たようなものだろう。GPSと地図情報の精度があがらない限り、劇的に便利になるとは思えないからだ。
個人的な感想とすれば、ナビとしての基本機能については、私が初めて使用したNAVIRAの頃からさして向上したようには感じられない。
また、ナビはあくまでもドライブをサポートするためのものであって、最終的な決定は運転者がくださなければならないということは今も昔も変わらない。「ナビがアホで・・・」なんて台詞は自分がアホでと言っているのと変わらないのではないかと考える。


しかし今日も私は言うだろう。
「このアホナビが・・・」

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コメント

虎徹さん、おはようございます。
やはりというかカロナビですよね、今のところ。(いや、もちろん虎徹さんの言わんとするところは全くその通りであって、あくまでも現状ではってことですが。)

あ、私、ちょうどこの前年モデルです。
(ちなみにマニュアル全部読み込んで、これは自分で取り付けられるな、というところまでやったのですが、保証のことを考えて結局ショップにてまかせちゃいましたけど。)

純正ナビ、おおせのとおり。
それでもハンドル備え付けのスイッチは捨てがたいですが。
(最近はディーラーでもかなり融通利かせてくれるみたいですね、不景気だからかな?)

スマートループ、リビングキット、オンダッシュ/インダッシュ、すべて虎徹さんのレビューそのまんまですね~。
まったくもってその通り。

冒頭、現状では、と言いましたが、まだまだこれからしんかするものなのでしょうね。
細かい設定をしておいても、実際の場面に即して変更したいときもある。それに対するフレキシビリティーはいまだ不十分なように思います。
PCもそうですが、もっともっと操作性の上で直感的に使えないと駄目なんじゃないかな、とも思ってます。
(学習機能、これも内容オープンにした方が使えるような気が。アルゴリズム分からないから、イラッとするんじゃないかなー。)

MacやWinndows7の傾向見ていても、これからはタッチパネル系が進化するのかな、なんて・・・
いずれにしろ、進化が行き着くまでは待っていられないのも事実。
うまいこと付き合って使って行くしかないですかね。

(セカンドカー用のポータブルタイプ、気になってるんですけど・・・虎徹さんのご意見聞きたいです。)

投稿: Laddypan | 2009年10月23日 (金) 08時35分

記事長っっ!!


…と思ってたら、Panさんのコメも長っっ!!!

私に理解出来る話ではなかったので、する~っと行きますが、する~っと、ナビがアホと言える人は、少なくともナビほどアホではないのだから、良いのではないでごじゃろうか。

大将は、何故かどういう設定をしたものやら、「この先、踏切です」という音声案内だけはオンになってるんです。

で、職場からの帰宅途中、私達はいつも、踏み切り近くになると、「この先、踏切です」と、ナビのマネをして遊んでたのですが、

ある時、大将の実家付近の小さな踏切に差しかかった時、私と大将は喜んで「この先、踏み切りです」と言ったのに、ナビは黙ってました。

…とりあえず何か一言コメントしないと我慢出来ないめりでした。するする~~~~

投稿: めり | 2009年10月23日 (金) 16時43分

Laddypanさん、こんばんは。お付合い頂きありがとうございます。

これだけナビが普及したのですから、そろそろ劇的な転換期を迎えてもいいんじゃないかと素人としては思うのですが・・・まだまだ先ですかね?
本文中でも述べましたが、ナビ本体の性能の問題じゃないですからね。

学習機能、おっしゃるとおりと思います。
学習機能に限らず、ユーザーの求めるところは千差万別なのですから、ユーザーに優しいお任せ機能がメインだとしても、ユーザーの考えを反映できるマニュアル機能と、各バロメータについて情報開示があれば・・・と思いますが、それこそユーザーが千差万別なためメーカーとしては難しいでしょうね。
(自分でセッティングしておいてクレームをつける輩もいるでしょうし・・・)

タッチパネルの採用は、昨今多いですよね。特にiPhoneやtouchのインタフェースはスゴイなぁと素直に思います。が、やはりタッチパネルが馴染まない部分もあるわけでネコも杓子もタッチパネルというのは微妙と感じます。
(この前、SONYのハンディカム・CX520Vなるものを購入したのですが、殆どタッチパネルによる操作で煩わしく、直感的とは程遠いものでした)

ポータブルタイプのナビでいいますと、探索用にGARMINのGPSを持っているのですが、歩いて使うにはとても良いのですが、自転車にマウントして使うには一目で得られる情報量が少なくて少々辛いです。
やはり自動車等に積んで使うことを目的にするならば、多少かさばっても大き目の画面を備えたものがいいと思いました。

投稿: 虎徹 | 2009年10月23日 (金) 17時45分

めりちゃん、こんばんは。興味もないでしょうにお付合い頂きありがとうございます。
珍しく長くなってしまいました。(Panさんへの返信も長くなってしまいました・・・)

「この先踏切です」。こういうのまねしたりするのってナンカわかりますよ。車という閉鎖空間の中で、特定の人と局所的な流行やお気に入りが出来る状態ですね。
我が家の場合は、「目的地に到着しました・音声案内を終了します」を子供達が必ず真似をします。そして「音声案内」が「温泉案内」と聞こえるらしく・・・

あとウインカーを出すと、「右に曲がります」「左に曲がります」とトラックのマネをしたりするのですが、バックするときの「ピンポーン、バックします」が「ガッツ石松」と聞こえるらしく、バックのときだけ「ガッツ石松」です。

投稿: 虎徹 | 2009年10月23日 (金) 17時53分

今夜の博多もつ鍋は、ことのほか美味しかったです。

最新ナビを使って、鬼籍からの脱出を念願します。

投稿: 桃爺 | 2009年10月23日 (金) 22時13分

桃様、おひさしゅうございます。
モツ鍋、ワタクシも食べとうございました。

鬼籍とは・・・?ワタクシの状況のことでしょうか?それとも桃様のご自宅でのことでしょうか?イエイエあえて申しますまい・・・

投稿: 虎徹 | 2009年10月23日 (金) 23時41分

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