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プリウス其の弐

先日、トヨタプリウスのどうでもいい部分について記事にしたが、今日は漠然と乗ってみた印象を記事にしてみようと思う。
あくまでも漠然とした印象である。私はその道の専門家でも評論家でもないし、車に関することを生業にしているわけでもないので、サンデードライバーの戯言と思って聞き流していただきたい。

まずは、肝心の燃費についてである。
借りる際に燃料を満タンにしてトリップメーターをリセットし、返しに行く際に再度燃料を満タンにした。その間の走行距離は299.8kmであった。
車載されている燃費計の数値は25.1km/l。返す際に入れた燃料の量はちょうど13lで、俗に言う満タン法だと約23.1km/lとなる。
借りた車両はスタッドレスタイヤを装着しており、主に夜間に走行した。外気温は5度ほどであった。

乾燥重量が1.4t近い3ナンバーの車両であることを考えると、驚異的な数値であるとは思うが個人的にはもう少し伸びて欲しかった。
エコランに徹したわけではないが、何も考えずにアクセルをオンオフしたわけでもない。
エスティマハイブリッドを運転した場合に、13km/lほどの数値が出るような運転をしたつもりだったが、結果としてカタログ燃費に対し同じような数値が出た形である。
なんか、「へたくそめ」と言われているようで、残念だ。

市街地を運転した感じは、至って普通の車であった。自分が既にハイブリッド車に乗っているためだろうか?システムそのものに対しての感動はあまりなく、低速走行時にモータのみの駆動となったときに、モーター音すら抑えられていてやけに静かだなと思ったくらいである。
普通に走らせると、軽量化の影響か、コストダウンの影響かはわからないが、ロードノイズが耳につき、さほど静かな車であるとは感じない。
あとはホントに普通の車である。タイヤの空気圧が高いせいか路面変化に対する当たりが硬いと感じたが、リアサスがトーションビーム式の他のトヨタ車と同じ印象だ。インチアップなどしたら途端に極悪な乗り心地になることだろう。

高速道路はエスティマハイブリッド同様、少々苦手のようだ。パワー的には問題ないが、燃費的には100km/h維持は少々きつそうだ。
お約束でオートクルーズを多用してみたが、アップダウンの多い高速道路では少々控えめな速度がよろしいかと思う。
オートクルーズ自体は、エスティマハイブリッドよりも路面変化に対する反応が早く、また設定速度の維持も優秀なように感じた。
高速道路にはいると、前出のロードノイズのほかに風切り音が耳につくのはエスティマハイブリッド同様である。数値的には静かなのかもしれないが、耳につく音が大きい。
高速走行で気になった点といえば、空力性能を突き詰めたせいだろうか?横風にやたらとハンドルを取られた。背の高いエスティマと同じような緊張感を強いられてしまった。

郊外地では、ECOモードを多用してみた。アクセル開度を押さえ、またエアコンの出力も抑えるらしい。しかし交通の流れにあわせて巡航速度に持っていくためには、ほぼアクセルべた踏みにしなければならず、本当にエコなのかと疑ってしまう。
むしろゴーストップが多く、速度のあがらない市街地走行向けのモードだろう。
オートクルーズをオンにしてても影響があるのかどうかは判らなかったが、私はそういった場面で使っていた。

ECOモードに対してパワーモードなるものも用意されていたので、アップダウンの激しい峠道で使用してみた。
パワーがあがるというよりも、アクセル操作に対して敏感になる感じだ。それなりに力強さは感じるが特段速いという訳でもない。まぁこの足回りであまり力強くなられても危険なだけなのだが・・・
しかし山道においてストレスを感じるようなことはない位の力強さだ。燃費の数値を気にする人は別の意味でストレスを感じるかもしれないが・・・

総じて、エスティマハイブリッドに比べて特段感じる部分は少なかった。
多分、既にハイブリッド車に乗っている人であれば、皆そう思うのではないかと思う。
むしろ、ハイブリッドシステムの味付けを燃費よりもパワーに振ったハリヤーやクルーガー、レクサス系のハイブリッド車の方がびっくりするかもしれない。無駄なくらい速いらしいから・・・
文句しかつけてない感じになったが、個人的にはトヨタのハイブリッドシステムは素晴らしいものがあると思う。問題はそれに見合った足回りになっていないことだろう。
今後、ハイブリッドシステム搭載車を増やしていくとのことだが、自動車全体としての熟成を切に願うばかりだ。

※本当は実際に走行している動画を交えて紹介したかったのですが、前出の記事のとおりPC環境に変化が生じてまして、動画の編集ができない状況でございました。
今回試乗した際の車載画像については折をみて載せていく考えにございます。

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コメント

虎徹さん、こんにちは。
なるほどね~、ハイブリッド車にも乗ったことのない私としては、印象がよく分かる、ありがたいレビューでした。
ふーん、、、ですね~。

実際、どうなのか、よく分からないのですよね。
なんだか、まだハイブリッドということ自体、あくまでも過渡期的なイメージしか無くって。
いいとこ取り、と言えば聞こえはいいのですが、どうにも中途半端にも思えてしまって。

本来、機構というのはシンプルな方が良いはず。
並列したシステムが存在するなら、それは複雑化のもたらすデメリットも持ちうるわけで。
それらを補って余りあるものとするのならば、どちらかだけでも独立したものとして成り立たなければいけないのでは、などと思ってしまうのですよ。
(つまり、こちらの意志に基づいて自由に切り替えが出来るのならまだよいのですが。)
単なる補完というだけなら、それぞれが不完全ということを自ら認めているってことみたいで。

もうちょっと、進化してくれれば、単なる機械好きとしては食指が動くような気が勝手にしています。

くだらないコメントにお付き合い頂き、すみませんでした。

投稿: Laddypan | 2009年12月 3日 (木) 11時36分

Laddypanさん、こんばんは。
こちらこそ、このような記事にお付き合い頂きありがとうございます。

内燃機関による駆動にしろ、電気式のモーターによる駆動にしろ、まだ不完全なのだと感じます。
単純にエネルギー効率だけの話をすれば、内燃機関は非効率な代物ですが、もしかしたら今後、たとえば画期的な新素材などの登場により一気に変わるかも知れませんし、電気モーターもバッテリーの性能が一気に上がれば急激なインフラ整備の必要もなくなるかもしれません。

おっしゃられるとおり、ハイブリッドとはいいとこ取りではないと思います。あくまで次の世代へのつなぎでしかないと思います。
しかしながら、個人的に今ある技術を寄せ集めて、その中でひたすら効率化をはかる執念のようなものを感じます、トヨタのハイブリッドシステムからは。
補完しあったうえで、違うものを混ぜ合わせてみたらイチゴ大福のようにおいしかったというシステムに成長すればいいと思います。


どう転んでも被害を最小限に抑えるための、あざとい戦略とも見えなくもありませんが…


願わくば、生きているうちに次世代の自動車に登場してほしいものです。

投稿: 虎徹 | 2009年12月 3日 (木) 23時15分

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