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検証

12月15日 木曜日 雨後曇 最高気温4.8度 最低気温2.2度(青森)

また昨日と同じようなネタ元で恐縮ではあるが、この前某自動車雑誌を立ち読みしていたところ、プリウスとプリウスPHVとの価格差と燃費を考察しており、この両者の価格差を消費した燃料費で穴埋めするにはかなり長期間乗らなければならないだろうという旨の記事を目にした。

国沢某氏という自動車評論家の話として載っていた記事であったが、個人的に氏の発信する情報は私の実体験とかけ離れている場合が多かったり、私の知識では理解できない話であったり、文章に誤字脱字の類が多かったりと、私の中では氏が発信する情報を真に受けないようにしている。
(注:氏個人を非難・批判している訳ではない旨ご了承ください。氏の発信する情報をどう受け取るかと言うだけの話です。)

よって、今回のこの話についても、自分の生活パターンを元に少し考えてみる次第である。

日々変化していく生活の中で、どのように比較検証していくかというのは、中々難しい話ではあるが、現状私の生活の中で判りやすいパターンを挙げれば、自動車による通勤が挙げられるであろう。

私が今使用している、エスティマハイブリッドの場合でいえば、通勤や買い物等の燃費に悪影響を及ぼすと考えられる用途主体で使用した場合の実燃費(満タン法)は、10km/l~11km/l程である。
これは、カタログ燃費(10・15モード)の18km/lの約6割前後の数値である。
ちなみにこれが遠乗り・郊外走行主体となると実燃費で約15km/lでカタログ燃費の約8割程度の数値となる。
実際には、街乗りのみもしくは遠乗りのみでタンクが空になるまで使用したことは無いので、正確な数値では無いが、それらを勘案すると街乗りのみの場合だと10km/l弱の数値であると考えられる。

次にプリウスの場合を考えてみよう。
カタログ燃費(10・15モード)は35.5km/lである。これに前出のカタログ燃費に対する実燃費の割合を掛けると約21km/lとなる。
以前、プリウスを3日間借りた際は、さまざまな走行パターンを組み合わせて約23km/lであったため、街乗り主体で使用した場合だとまあ妥当な数値だろう。

これらの数値より、プリウスを使用して通勤のために消費される燃料費を考えてみる。
自宅から会社までは往復で約19kmである。
つまり通勤一回当たり約0.9Lの燃料を消費する形になる。
月に20日、年間240日出勤すると想定すると、年間の燃料消費量は約217Lとなり、ガソリン単価を140円/Lとすれば、通勤だけで年間3万円の燃料費がかかることになる。

プリウスPHVは、メーカーの公表値によると一回の充電で26.4kmの走行が可能らしい。
実際には使用状況により変化してくるであろうが、そこは実際に使用してみないと判らないので、完全に充電されていれば通勤距離の往復20kmをEV走行のみで使用できるとし、通勤にはガソリンを使用しないと仮定する。
トヨタによると、一回の充電に必要な電力量は3kWhとのことなので、深夜電力を利用し、通勤毎に充電したと仮定すれば、年間で約6千円の電気料金が発生することとなる。

つまり通勤のみを考えれば、年間で2万4千円の燃料費が浮くことになる。

件の記事で言う長期間というのは、具体的に何年なのかは判らないが、ニュアンス的には常識的には難しいほど長期間という印象を受けた。
一つの車をどの位の期間使用するのかは、人それぞれであるが、単純に10年を一区切りと考えれば、私の場合24万円ほど燃料費が浮く形になる。
乱暴な話ではあるが、全くガソリンを使用せずEVとして365日使用したと仮定した場合だと、10年間で約36万円浮く計算となる。
なお、プリウスPHVの場合、複合燃料消費率61km/lという数値が公表されているが、これはEV走行と組み合わせた場合の数値であろうから、使用方法により大きく数値が変化する可能性があり、単純にカタログ燃費の6割だ8割だで実燃費を想定できないが、それでもプリウスよりは良い数値を出せるであろうから、走行距離に比例して燃料費の差額は大きくなるだろう。

プリウスとプリウスPHVの差額は、約90万円ほどである。
これに補助金が交付されると、差額は約45万円となる。

私個人の生活パターンだと、一番効率の悪いであろう通勤に係る部分で10年で24万円浮く形となり、その他の用途では通勤の2倍から3倍ほどの距離を走るので、その他の部分が未知数ではあるが、完全に差額を穴埋めするには今一歩至らないのではないかと推測される。
だが、その額はそう大きいものではなく、使用環境によっては十分差額を埋めるに足りるものであるだろう。

まあ、他にも充電設備を整えるためにコストが掛かったりする訳ではあるが、PHVがただ話題性を売りにした非現実的に高価な代物とは考えにくい。
また静粛性が求められる高級車等にPHVがラインナップされるのであれば、この程度の差額は静粛性能に対する代価としても考えやすいのではないだろうか?
一概に元が取れないと切って捨てるのは乱暴であろう。


補助金交付の要件を満たしていて、通勤にも買い物にもレジャーにも自動車を多用し10年以上使用する方であれば、十二分に現実的な選択肢であると考えられます。

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